中学受験の国語学習について思うこと

国語は得点を伸ばしにくい教科の一つだと思う。

特に中学受験においては、大人が読む難しい内容の文章を小学生が読まなければならない。例えば指示語から前後の文脈を読み解くといったテクニックを習得していたとしても、そもそも語句が分からなかったりして、内容が全く理解できないことも十分あり得る。その点から考えれば、語彙力が中学受験の国語を解くために重要になってくる。漢字の暗記は多くの受験生が行っていることだが、音の響きやどのような文字が使われているかに重点が置かれ、その意味も含めてしっかり覚えられている受験生は実はそれほど多くないのでは?と思ってしまう。

「女子の方が精神的な成長が早いから国語の文章題を解くには有利だ」とか、「精神的な成長が遅い男子も受験本番までには解けるようになる」といった意見を耳にすることがある。この男女の違いについて、個人的には何とも言えないが、その子が持つ「常識力」が国語の点数に大きく関わっているような気がしている。その「常識力」とは、普段暗記している漢字や慣用句とはまた別の知識のことが多いように思われる。

 

多くの大人なら当然分かることが小学生は分からない

話は少し変わるが、長女は5年生で英検準2級を受検した。その勉強の中で最も苦労したのはいわゆる「一般常識」の学習だった。英検では、英語圏での生活様式とか公共交通機関の使い方など、とにかく日常生活に関連した問題が出題される。例えば、飛行機の話題でいえば、搭乗手続き、離陸後のシートベルトをどうするかなど、船の話題では錨はどのように使うのかということが長女が知らないことだった。この他にも分からないことが多数あるので、その都度説明しなければ勉強が進まないという状況だった。

国語の例では、ある文章中に出てきた「年金問題」、「核問題」という言葉が分からなかった。「核」については「原子爆弾」と言えば何となくは分かってくれた。

このように考えると、大人では当たり前のように知っている言葉や常識でさえも、小学生にとっては未知のものかもしれない。日本語なので一応文章自体は読めるが、実際には文章がまるで虫に食われたように、意味の分からない言葉だらけなのだろう。小学生の知識や常識は大人が思う以上に少ない。

 

国語の学習をどのように進めていくか

先に触れた「受験本番までに国語が解けるようになってくる」というのは、漢字や慣用句をたくさん覚えたということ以外に数多くの文章に触れたり、国語以外の教科で知識を深めたり(特に理科、社会)、日々の生活において「常識力」が培われていくからではないかと思う。そのように考えれば、直接受験とは関係なさそうな話題であっても大切な話題だと思われる。日々のニュースについて、親子で意見を交わすことはとても良い国語の学習方法だと思われる。

受験生は塾の宿題、模試、過去問などで多くの文章題に取り組む。間違えたところの復習は大事だが、文章の記述内容をきちんと把握できる方がより重要だと思われる。そのためには、文章中で分からなかった語句や表現、そして話題となっている内容の背景(これが常識と言える)を理解する必要がある。受験生には時間がないので、親としてできることは本人が分からなかった語句を調べたり、話題の背景を教えることだと思う。そのうえで段落ごとの要点をまとめる・・といった訓練をしていけばよいのではないか。

これを繰り返していくことで、「常識力」が養われ、そこに塾や参考書等で学ぶ文章題を解くテクニックが加わることで安定した点数を取ることができると思う。

当ブログでは、実際の入試問題で扱われた文章題を題材に、小学生が意味を理解していないと思われる語句や慣用句、表現を抽出し、記事にしていく予定だ。

 

 

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